「あの花が咲く丘で君とまた出会えたら」の紹介
- 書名 あの花が咲く丘で君とまた出会えたら
- 著者 汐見夏衛
- 出版社 スターツ出版
- 発行年 2016年
「あの花が咲く丘で君とまた出会えたら」のあらすじ(ネタバレなし)
現代を生きる女子高校生・加納百合は、家庭や学校での出来事に不満を抱きながら日々を過ごしてきました。ある日、不思議な出来事が起こり、百合は戦時中の日本にタイムスリップしてしまいます。戦時中の日本で最初に出会った人は、特攻隊(特別攻撃隊員)として生きる、青年・彰。生きていた時代も価値観も違う2人は困惑や戸惑いを感じながらも少しづつ心を通わせていきます。戦時中というとても生きることも厳しい現実の中、百合は命の重さ、人の思う気持ちの尊さにすこしづつふれながら戦時中を生きる百合だが、百合は「生きる」と向き合わなければならない選択を選ばざるを得ません。
「あの花が咲く丘で君とまた出会えたら」を読んだきっかけ
私は、小説から映画化されているものや、話題になった小説、父に紹介された小説、有名になった小説は、個人的に面白そうだな!と思っているから、読んでみたいなと思い読んでみました。
「あの花が咲く丘で君とまた出会えたら」を読んで印象に残ったシーン
私が「あの花が咲く丘で君とまた出会えたら」を読んで一番印象に残ったシーンは第二章の仲夏の最後の百合が、彰に「戦場に行かないで」とせがんでいるばめんです。現代を生きている百合は、日本は必ず負ける、と分かっていても、彰達の意思はとても硬く簡単には届かない切ないきもちでいっぱいになったからです。
読後の感想(レビュー)
この物語は戦時中には絶対に叶わない恋愛と生きる大切さ、生きる意味を教えてくれる小説だと思います。百合は最初は投げやりでひねくれた性格で、現実逃避をしたいような一面を持っています。しかし、戦時中の日本に70年前(1945年)へとタイムスリップしてしたことによって、出会いや別れを経験する中、少しづつ物事の見方が変わっていきます。この変化がわかりやすく書いており、とてもよみやすかったです。戦争というテーマは心が締め付けられるようにとても悲しい気持ちになりますが、この物語は悲しさだけを教えるのではなく、残された時間で誰かを大切にすることが特に強く書かれています。この本、物語は、小中高生に読みやすい小説でもあり、戦争の話をきっかけに、現代のありがたみを感じられる一冊となっています。
妄想コーナー
もし、百合と彰が現代に生きていたら、もっと幸せな日々が続くのに、と思いました。
まとめ
この小説は悲しくもあり、優しくもあり、恋愛と戦争の組み合わさった小説でした。恋愛だけではなく、平和などについても考える機会を与えてくれる、小説となっています。この本をお勧めしたい方は、恋愛小説が読みたい、切ない小説を読みたい、戦争と恋愛の小説を読みたい、最初に小説をよむのはなにがいいのだろうか?、歴史系の小説が読みたいと思う方にお勧めです。
